認知症の予防に効果的とされる生活習慣

認知症は、食生活をはじめとした日々の生活習慣によって予防をすることができる。その一つは食生活だ。毎日の食事の中に積極的に野菜や果物を摂取してビタミンを取り入れることが効果的と言える。脳の中の海馬という神経の動きを良くするDHAも欠かすことはできない栄養素だ。DHAが多量に含まれている食材といえば魚である。野菜と一緒に魚も食べることが認知症の予防につながると言えるだろう。

また、食事生活だけでなく、運動も日常生活の中に取り入れることを忘れてはいけない。最低でも週に3日程度は有酸素運動を行うことが大切だ。有酸素運動は、一般的にプールでの水泳やジョギングなどのことを言う。頻繁にプールに行くことが難しい場合は、ウォーキングでも有酸素運動としての効果は見込めるので、散歩を日課にすると良いだろう。

さらに、食事や運動以外にも、積極的に脳を使うようにすることも大切だ。特別難しいことをしなくても、文章の読み書きや簡単なゲームを行なうだけでも脳の働きは活性化されるため、これらも生活の中に取り入れていくべきだ。人との対話は常に脳で考えながらの作業になる。積極的に色々な人とコミュニケーションを取っていくことも脳の認知機能の低下を防ぐことにつながるだろう。その他にも、認知症によって低下される記憶力を日頃から鍛えておくこともおすすめだ。2~3日前の記憶を辿って日記を書いたり、1週前の食事のメニューを思い出すといったことでも記憶力は鍛えられるので、認知症の予防に効果があるのだ。