アルツハイマーや認知症の予防策について

様々な要因により脳に障害が起こり、認知機能の低下をもたらし、日常生活がうまくいかなくなることが認知症である。この認知症は、人によって差はあるものの予防は可能である。脳梗塞後遺症による認知症を予防するのであれば、脳梗塞を起こさぬような生活習慣を身につけることが効果的だ。高血圧にならないように、塩分を控え適度な運動を行うことが大切である。では、アルツハイマー型のような脳機能の低下を回避するにはどうすれば良いだろうか?

単純なことだが、日々様々なことに興味を持ち続けることができればかなりの確率で予防できると言われている。人は日々暮らすだけで実はかなり頭を使っているので、それを維持し続ける努力をすれば良いのである。逆に言えば周囲のこと、日々の暮らしのことに関心を失っていけばいくほど認知症になるリスクは高まっていくということである。朝起きて何を食べるか、どんな服を着るのか、何をするのか。それを最も効果的に行うのは、人の中に出る機会を持つことだ。他人との会話は何気ないことでも脳にとって大きな刺激になる。脳機能を維持するためには、この脳への刺激というのが実に重要な要素になっている。

頭を使うということは、何もパズルをしたり計算したりすることだけを指しているのではない。趣味のことであったり、毎日の出来事に好奇心を持って過ごすということも十分頭を使っているのである。頭を使っていれば十分に、認知症の予防は可能だろう。